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誰も望んでいないのに推しを紹介する②

誰も望んでいないのに推しを紹介する① - 現実 

このシリーズです。注意事項は上記事の上文に書かれてあります。

 

 今回紹介させて頂くのは、言わずと知れた医療漫画の金字塔、ブラック・ジャックから漫画名通り、ブラック・ジャックこと間黒男だ。

無駄知識から始まるがブラック・ジャック連載し始めた頃のテーマは「恐怖コミックス」とうたわれていたが、途中から「ヒューマンコミックス」になった。

そしてご存知の方もいるかもしれないが主人公であるブラック・ジャックも実は設定がブレブレである。あの髪の毛のツートンカラーもはじめはツヤの表現だったし、母と自身に起こった悲劇の大元である人物達に復讐を誓っているが全員を始末することのないまま終わってしまった。でもまぁあんなに長期連載することになるとは予想だにしていなかったのでご愛嬌という名の贔屓をする。

 

今まで以上に気持ち悪いことを正直に書くと、ブラック・ジャックに本気で恋をした時期がある。

当時小学生だった私はお金もないので仕方なくコンビニに通い、置いてあったペーパーブック(よくある○○編特集!みたいなやつ)を立ち読みしていたのだが、好きすぎて目にするのがつらくて漫画を読む為のコンビニ通いを諦めた時がある程好きだった。そういう時に限って新聞の広告に彼の姿が載ってたりして目に入り悩まされた。だが時間と共にその恋愛感情は薄れ、純粋にキャラクターが好き、に変わってくれた。

このまま三次元の人と恋愛出来ずにブラック・ジャック一筋なのか?と不安にもなったので安堵した。しかし人間で異性という枠でなら理想のタイプは今でもブラック・ジャックである。病気である。ブラック・ジャック本人ならばこう言うことだろう。 

 

「医者は人のからだはなおせても、ゆがんだ心の底まではなおせん」

 

クールなキャラかと思えば結構表情豊かで見ていて飽きない。時にはお茶目な顔もするので見ていて飽きない。「ドラキュラーッ」と悪役になりきる姿は控えめに言って天使。っていうか1話の時点で(意味合いは違えど)「あの先生はきっと天使かもしれないね」と言われている。見ていて飽きない。

だけれどやはり冷酷な部分もある、が、それだって基本的には相手を思いやってのことだ。見限る時は相手が救うに足る人間じゃないからだ。簡潔に言えばツンデレである。

 

人間に限らずあらゆる生命に真摯に向き合う姿はかっこいいの一言に尽きる。救えなかったり胸糞悪い終わり方の時は己の無力感に打ちひしがれる姿が描かれることもある。ブラック・ジャックだって人の子だ、その人間くささも魅力の一つ。

ある回でせっかく救った人間が死んだ時、高らかに笑うキリコに向かって言い放つ名シーンは胸に打たれる。

「それでも私はひとをなおすんだっ!自分が生きるために!」

かっこよさの塊ではないだろうか?

他にも名台詞があるがキリがない。この記事を読んでくれているあなたも人生の中でブラック・ジャックと何かしら接点はあったでしょ?え?ない?嘘でしょ…?

 

ヤングブラックジャックについては黙秘させて頂く。率直に言うと私は原作厨だからだ。そして暗に表現すると、口が悪い文章になってしまう。あの作品が好きだという方には大変申し訳ない。

口が悪くなるわけじゃないが別の方が描かれたブラック・ジャックも割愛させて頂く。これも原作厨故である。

また、移植された皮膚は友人であった黒人のものなのだから皮膚の色は茶系統だろう、という意見はもっともであるが私は断固として青い皮膚しか認めない。

アンチではないが上述の理由でTVアニメもOVAも観る気がどうしても起きない。TVアニメに至ってはゴールデン番組特有の事情によりストーリー改変されたりしているから尚更起きない。もう一度書くがアンチではない。そんなんで本当にブラック・ジャック好きと言えるのか?と聞かれたらぐうの音も出ない。強いて出せるのならば原作厨だからだと言う。

 

さっき断固として青い皮膚しか認めないと言い切ってしまったが、ぶっちゃけOVAはめちゃくちゃ気になっている。しかしキャラデザが…少し…というここでも原作厨的思考があり葛藤し結局未視聴のままだ。

おそらく唯一皮膚が青い版アニメでありそして原作の絵にも近い、私の理想の作品「空からきた子ども」があるが、とても、とても残念なことにそれは2000年当時少年チャンピオン読者応募サービスでゲット出来るDVD及びVHSか、またはブラック・ジャック プレミアムエディションボックスに同梱されているVHSである為、手に入れることが難しい。VHSを手に入れたとしても我が家はブルーレイレコーダーなので視聴することができない。歯痒さしかなったが、思いがけないことにDVDを入手出来ることになった。遥か空にいるであろう漫画の神様へ向けて、両手を合わせ拝んだ。

 

中学生になりやっとコツコツ漫画を買い始め、無事全25巻揃った時の嬉しさったら半端なかった(あえて苦言を呈すなら、中古ではなく新品を買い揃えたかった。だがしかし中古でならねばいけない理由もある。理由は後述にて)

 

有名だがブラック・ジャックは重版されたコミック、文庫版、新装版、などにおいて未収録話が多い。それに伴い差別的な台詞も改変されていたりする。中古で買い揃えたのもこれが理由。そのままの台詞で楽しみたいからだ。『快楽の座』はどのコミックスにも収録されていない。『指』は後にタイトル、内容が修正されたものが出回っているが、修正前はやはりどのコミックスにも収録されていない。文庫版にのみ収録されていたり初期重版にのみ収録されていたり、リミテッドボックスにのみ収録等、頑張れば手に入れられなくもない、というか実際手に入ることが出来る予定(自慢)ものもあれば、それこそ『快楽の座』『指』のようにどうしても手に入れたいが無理なものは無理な話だってある。と思っていたら本物は手に入らなくてもちょっと手続きがややこしそうだが国立国会図書館で複写させて頂ける様子である。

というわけで履歴書を郵送後、すぐさま国立国会図書館へ向かった。

日がな働きたくない外出たくない動きたくないとかほざくくせに、興味あるものは無駄にアクティブさを発揮する。

会員手続き、よく分からないパソコン操作に苦しめられ司書さんに半泣きで教えてもらった末…………複写出来なかった。

他の方がすでに私の目的雑誌を利用していたのだ!!!!!どちらも!!!

その方が利用終了しないと複写出来ないのだ!!

そして奇跡的なことに、同じ日に同じことを考えて行動している人間が国立国会図書館の中のどこかに、同じ場所だけれど同じ場所じゃないどこかで存在していたのだ!!!前前前世!!!君の名は!!!!!

なんてタイミングの悪い!!!

 

そんなわけで遠隔複写サービスで複写を申し込むことにした。ネットで頼んだら複写したものを郵送してくれるのである。届くのをすごく心待ちにしている。わくわく!

 

まぁ本館に実際に行ったのですぐ会員登録を済ませカードの使用ができることになったのは結構な収穫だ。

あとやっぱりブラック・ジャックは今でも愛される人気作品なのだと改めて思った。

 

以上、ブラック・ジャック(間黒男)についてでした。

推しの紹介というか作品の紹介になってしまった。七色いんことミッドナイトが気になる今日この頃。