誰も望んでいないのに推しを紹介する③

誰も望んでいないのに推しを紹介する① - 現実

上記事シリーズです。注意事項は上記事の上文に記載されています。

 疲れたから全力で推しの紹介をすることによって逃避する。

 

さて!今日の推しであるスタースクリームの紹介ははてブロからはじめよう!(CV.政宗一成)

 

スタースクリームとはトランスフォーマーシリーズのキャラクターである。実写映画をご覧になられた方はなんとなくそんな奴いたなと思う、はず。

 

いかんせんトランスフォーマーは商業展開規模がでかいし私自身まだにわかなので、初代アニメのスタースクリームを中心に語らせて頂く。

 

彼はことある毎に破壊大帝メガトロンという悪の軍団デストロン(実写版ではディセプティコン)のトップリーダーを裏切り、自身がニューリーダーになりたがろうとする。なので自軍の足を引っ張りまくる。

ああなるとニューリーダー、こうなるとニューリーダー、とにかく病的にニューリーダーにこだわり裏切る様子は「ニューリーダー病」と界隈では主に呼ばれている。

破壊大帝の座を狙って積極的に自軍のリーダーをあの手この手で攻撃するが、毎回成功せず終わる。そして裏切る度にメガトロンから「この愚か者めが!」と怒鳴られる。「この愚か者めが!」という台詞はスタースクリームとメガトロン間のやりとりの中で高確率で出て来る。

また、メガトロンがある回でまーたやらかした時、普段なら常套句である「この愚か者めが!」と言いそうだが、その回では「まったくこのスタースクリームめ…」と言い放った為、スタースクリーム=愚か者の代名詞になりつつある。

 

 

だが!(CV.政宗一成)

なんとスタースクリーム、軍の航空参謀であり軍のNo2なのである。何度メガトロンを殺しにかかろうが裏切ろうが足を引っ張ろうが、それでもメガトロンはスタースクリームに対し何故か降格、殺す等しない。島流ししたことがあるがスタースクリームはむしろ新しい仲間を作り上げて帰ってきた。

罰するとしたらスタースクリームに砲撃するか蹴るくらいで、次の回ではけろっと隣か後ろにいるし会話もする。その為破壊大帝メガトロンは(他にも呼ばれる所以があるが)慈愛大帝メガトロンとも呼ばれている。

別キャラを右腕に据えようとしたことがあるが未遂で終わった。自分がクビにされたということに激昂したスタースクリームによってその別キャラが永遠にGood Nightしたのである。

 

ここまで来るとある疑問が浮かんでくる。

彼は構ってちゃんなのでは?

 

メガトロンはわりと高頻度で部下を褒める。有能な部下には尚更褒める。が、その様子を見るスタースクリームはあからさまに不機嫌だ。スタースクリームはメガトロンにほっっっとんど褒められたことがないのだ。

まぁ普段あれだけやらかしてるからなと納得もできるが、いつもいつも「愚か者」「馬鹿」まともに助言をしようとすると「黙れ」、「誰かと違って頼りになる」という間接的な嫌味まで言われる始末

本当は認められたいのでは?

わざと愚行をしてるのでは?

そう考えるとなんだかかわいそうに思えてくると同時に愛着がわいてくる。

 その愛着が最骨頂に湧き上がる回が「タイムトラベラー」である。タイトルのまんまタイトルトラベルする。

スタースクリームの知的さとまぬけさが存分に楽しめる。そして回ラストのメガトロンとのやりとりは『やっぱりツンデレじゃないか!(歓喜)』となること必須。メガトロンの叫び声でその回は締まるがその叫び声も必聴。

 

そんなスタースクリーム、なんだかんだあって続編(ザ ムービー)で死ぬ。が、死んでもなお一筋縄ではいかないのがスタースクリーム。続編の続編(2010)にて幽霊となって登場し、やはり場をしっちゃかめっちゃかにする。ドタバタコメディか?

 

話がそれるが、ちょいちょい文章に登場するメガトロン、その2010にてガチの精神病院でガチの精神治療にかかる回がある。

気になる方は『トーキュロン』でググれば事の顛末が大体分かります。

 

アメコミ版トランスフォーマー「オール・ヘイル・メガトロン」ではなかなかお目にかかれない、全面的にかっこよさを押し出されたスタースクリームの姿を拝むことが出来る。シリアスでストーリー性もあり番外編もあり大変ボリューミーでしかもフルカラーコミックを大体四千円で読むことが出来るのである!

 

まだ未視聴であるがパラレルストーリーである「トランスフォーマー マイクロン伝説」のスタースクリームはやばいくらいにかっこいいらしい。視聴が楽しみである。

 「トランスフォーマー プライム」では初代の原型のないほど無駄にスリムで無駄に美脚でしかもハイヒールみたいな足になっている。制作会社は絶対に狙ってる。私には分かる。

 

(かわいいから許せるって意味で)あざといといえばバンブルビーである。あの黄色い子。彼はシリーズ一貫を通してそのあざとさを発揮しているように私は思える。実写映画を観た方も分かるはずだ。かわいい。

そんなあざとかわいいバンブルビーは正義の軍団サイバトロンに属しているのだが、このサイバトロン、わりとデストロンよりやばい。主に言動が。

とあるキャラは「デストロンの奴らを2.3人血祭りにあげてきます」別のキャラは「引きずり下ろして細切れにしてやる」別のキャラは 「メガトロンの首だったはずの金属の塊を蹴っ飛ばしてサッカーでもして遊ぼうじゃないの!」等。バンブルビーもたまに過激な発言をする。

コンボイ司令官(サイバトロン軍のリーダー。現在ではオプティマスプライムと呼ばれることの方が多い)も過激な発言をする。バスケもする。その言動の過激さは実写版でも健在である、というかパワーアップしている。

「その顔を剥いでやる!」

実際剥いだ。

「メタルのクズめ!!!」

声がターミネーターということも相乗してかっこいいけれど怖い。ちなみにあざといバンブルビーも敵キャラの脊椎を引っこ抜いてたりする。かっこいいけれど怖い。

実写版スタースクリームですか?ああ…うん…

 

また、聞くところによるとシャッタード・グラスというアメコミもやばい。サイバトロンがとてつもない。特にコンボイ司令官が。私もそこまで詳しくはないのでどういうことか知りたい方は「シャッタード・グラス」でググってください。

 

 キュートランスフォーマー さらなる人気者への道では春日部の野原ひろしや万事屋の銀さん達がにゃんにゃん(語弊なし)しているので男性声優ファンの方はご覧になられると良いかもしれないです。

 

今までロボットモノに全く興味がなかった。ロボットモノはシリアス過ぎて苦手だったのだ。トランスフォーマー以外で唯一積極的に興味を抱いた作品はまりんとメランであるが結局現在も観てない。一応コードギアスとか、ガンダム00とか、エヴァとか数話見てみたがやっぱり途中棄権してしまった。今なら楽しめる気もする。

 

おかねって、かみとか、どうか?ではらうんじゃないの!?えっ、かーどではらえるの?すごーい!かんたんだー!くれじっとかーどっていうんだね!すごーい!まほうのかーどだぁー!わーい!ぐっずいっぱいかえるー!やっほー!

と、あれよこれよとまほうのかーどを使っていたら働かざるを得なくなった。トランスフォーマー怖い。どれもこれもスタースクリームのせいだ。まったくこのスタースクリームめ!

 

こうしてスタースクリームの紹介は終わった(CV.政宗一成)