さみしさ

さみしくて仕方ないです。誰かそばにいてほしい。
だからと言って誰でもってわけじゃないんです。
心の許せる人がいいんだけど、そもそも心の許せる人が片手で数えられるくらいしかいないうえ、扱うのが難儀。だって相手の優しさに漬け込んで自分だけが満足して、これじゃダメですよ。ダメ。くず。
私はわがままなのだけれど、おっかなびっくりしつつわがままなのだ。相手のキレる線スレスレまでズカズカ踏み込んで、踏みにじって、自分勝手に満足する。そうすれば私は満たされるのだ。相手を笑顔で貶してひどい言葉を浴びせてスッキリする。そんな人間。

たまに(いや、結構な頻度かもしれない)キレる線を踏み越えてしまうことがある。そうなるとこちらの顔はみるみる真っ青になっていく。後悔。懺悔。何を言ってもどう謝っても戻らない気持ち。私は馬鹿だからここでやっと、ああ自分はなんて身勝手なことをしてしまったんだと自分を責める。こんなんだから見捨てられるんだよ。耳元で囁くのは私が傷つけた誰かかもしれないし、はたまた全く関係のない人間。そしてもしかすると私自身。
そうして必死こいて謝罪謝罪どこまでも謝罪して許してもらう。そんでああこの人は優しい人だ!と再認識する。そしてまたつけあがって最初に戻る。
私と縁を切らない人はすごく我慢強い人か、人なんてどうでもいい、なんて何も考えぬ人の二種類にわけられると思う。